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最近思うのは、
今まで持っていたTwitterアカウント(@rieslife)では
自分の考えや価値観は書けなくなってしまったな…。
と、いうことです。
アカウントを作った当初と今を比較すると、
己の価値観が
見事にひっくり返ったことに気付く。
面白いくらいに、真逆になった。
簡潔な言い方をすると
「男性に気に入られようとする生き方をやめた」
と、いう感じでしょうか。
私と同じ考え方になってくれ、
とは思っていません。
各々が、
ご自身に合う価値観で
人生を謳歌してもらえたら個人的には本望です。
でも
私はあなたではないので、
私を
あなたの価値観と同じにさせようとしないでくれ、
あなたの価値観を「正しい」として押し付けないでくれ、
…というのは
声を上げ続けていきたい文言の一つです。
以前、ネットで見かけた記事です。
この文中には男性I氏(40代)、それと
インタビュアーでもある筆者が登場します。
最初に

彼女を守るって、具体的にどういうことですか?

うーん、話を聞いてあげる、とか

聞いてあげる、って、どういうことです?

どういうこと、って聞かれても。
えーっと、その通り、言った通りなんですけど。
彼女の話を聞く、っていう
…とあって、
なぜ「相手を守る」ことと
「話を聞く」ことがイコールになるのか、
まずそこが私には理解できなかった。
筆者の心の声として

「話を聞くだけで守ったことになるんなら楽だよなあ」
「いやいや、話を聞くことは大変よ、本当に聞くこと出来てる?」
と書いてあり、
私は
パソコンの前でヘドバンを行う勢いで頷きました。
こういう男性、多いなあと経験則で感じていたので。
I氏的には、
彼女の会社の愚痴などは
聞いてあげること「しか」できない、
とのこと。
でもこれ、
自分でできることを
自己都合で制限しているように感じたんですよね。
他のことまで
「相手のためにやるのは面倒だから」。
もしかしたら、
それ「しか」できないオレ、を演じているのかもしれない。
その後の発言も、絵に描いたような展開でした。
ここからは、I氏が
彼女の話(仕事の不満)を聞いてあげた時の話を
以下のように筆者に語っています。

だって、他に何も出来ないじゃないですか。
仕事なら上司の言うことは絶対なんだし、彼女は部下なんだし。
まだまだ日本の会社は男社会ですよ。どうせ女はって言われるのも仕方ないですよ。
たぶん、彼女にも甘えたところがあったんだと思います。悔しかったら、仕事で実力をつけて見返せばいい、
会社ってそういうところですよ。甘えは通用しない。
それを彼女は分かってないんだと思います。
仕事のミスを指摘されて、その言い方が差別的だって言われても、それはね、違いますよ。
仕事とはそういうものです。
今まで積み重ねられてきたルールみたいなものがある。

たしかに、男女平等は理想ですよ。
でも、いくら理想を言ったところで、男は仕事、女は家事や子育てっていうのは、現実を見れば分かるように事実としか言いようがない。
それが差別だって言われても、そういうふうになっているとしか言えないですよ。
差別じゃなくて事実なんですから

・・・・・もしかして、彼女に言ったんですか?

まさか。言わないですよ。
いくら正論でも、彼女が気を悪くするでしょう。
本音はね、言いたいですけどね。
男社会でやっていきたいんだったら、
男と同じようにしろ、と

じゃあ、彼女が男性と同じように仕事をしたいと言ったら?

女なんだから、ムリですよ
…これが、
I氏の言うところの「守る」なのだそうです。
ちなみにI氏、
いつも女性から別れを切り出されている、とも。
せやろな。
そりゃそうだろな。

君を守る、幸せにするから、
そう言ったのに。
なんでですかね。
女の人ってみんなそうなんですかね

そう、とは?

プロポーズしたら逃げる

みんなということはないでしょう。
この世に結婚している女性は大勢いるんだし。

自分に言わせればみんな、ですよ
…というやり取りもありました。
これを最初に読んだ時の感想は
「 解 せ ん 」。
それのみでした。
…残念だけど、
まだまだ日本で暮らす男性には
こういう人も多いし
こういう男性を担ぎ上げて
助長してしまう女性も多い。
このような記事もありました。
主人公が恋人に対して「守る」としきりに言うのだけれど、
それが筆者には
家庭を持つ男性とリンクしているように見えた、のだそう。
妻子が暮らす家の中じゃなくて
とにかく外で敵と戦いたい、と思ってる感じ、あるんじゃないだろうか。外で敵と戦うことが、イコール
「妻と子どもを守ること」だと思ってる男の人、多いんじゃないだろうか。
それだけが自分の仕事だと思ってるし、
それしかやりたくないし、
やる必要がないと思ってる。
もしかして「男子」たちは
それが大人の男のやるべきことだ、
という風に教わってきてるのではないか。
朝出かけて、
会社や取引先で自分の能力を使って理不尽な敵と戦う。その原動力は
「君を守る」
「君のもとに生きて帰る」。そういうマインドで仕事をしていたら、
そりゃ、奥さんには笑顔で待ち構えてて欲しいだろうな、と思う。
この(作品名)の男女の基本は、
多くの人たちの頭の中に無意識にある
「男女はこうであってほしい」という
関係性なのではないだろうか。
…私から言えることは、
家庭生活上の夫は
戦隊モノのヒーローではないし、
ドラゴンボールの孫悟空ではないし、
姫を助けようと火の中水の中栗の中トゲの中大砲の中ワンワンの中雲の中土管の中をなんかしゃべる恐竜と共に「?」マークをぶっ叩きながらカメみたいなやつと戦ったり時には空飛んだり車乗ったりオリンピック競技やったりしてウツボにアワワワワしたりマンマミーヤとつぶやきながら旗を獲る、
そういう存在ではない。
良くも悪くも、ただの人だ。
それ以上でもそれ以下でもない。
妻と立場上は同等の存在、それが夫だ。
日本の社会は、男女どちらにも
「こうあるべき」を、
押し付け合っている。
これって一体
「誰が得する方法なのだろう…」と、
以前からいつも考えていた。
厳密には損得とかではないんだけど、
「だれもしあわせにならない」のでは、
…と私は思っている。
男は男らしく
寡黙で
建設的に
仕事をこなす人であれ、
女は女らしく
愛嬌をふりまき
男を手のひらの上で転がし
良妻賢母であれ、
…みたいなね。
今はそれが崩壊しつつあるけれど、
私や私の親たちの世代は
ゴリゴリの男女差別社会を生きてきて
「それが当たり前」と教えられてきたので、
「男性優位社会が崩壊すると自分(男性)が楽できなくなる」
「女性に偉そうにされるのが不快」
(男性が、自分が上に立つべきだと思い込んでいるので)
「自分の母親のように妻には何でもできる人であってほしい」
…などと言い出す男性が、後を絶たない。
それを正しいと信じて疑わない女性も含めて。
刷り込みって怖いな…
そうそう簡単に
幼い頃から構築された価値観が抜けることってないんだよな…
と、自分でも思う。
私もゴリゴリの昭和生まれなので、
たまにそういう価値観が頭をもたげてくるから。
これは
該当する親世代が
自分の子供たちをそうさせてしまった、
という側面もあるのだろうけど
世間には、
「〇〇(ある特定の存在)はそれができるもの」だと思い込んでいる人が
あまりにも多すぎると思う。
こういう
範囲が狭くて
考え方の浅い価値観って、
誰か一人を犠牲にして
他の人が平気な顔をして生きている、
にも通じているようで、
個人的に怖さを感じます。
母親(女性)が
家事をやって
家族の世話も焼いて
外で働いて、を
全部やってしまったものだから、
「女性はそれができるもの」と思われてしまったのだろうし、
「男性はそれができるもの」としては
仕事のしかた、
収入の高さ、
力の必要な作業、
建設的な会話、
などなど…
男性はこういうものだから
これは苦手だ、とか
身勝手な言動は本能だから仕方ない、とか
女性はこういうものだから
これはできない、とか
情緒的である、とか
…ああいうのって、
学的な根拠があるのかな。
もしかしたら、国の情勢の都合や
(例えば戦争とかさ)
社会に都合がいいように
作りあげられちゃってるんじゃないかな、
と、
最近は思うようになった。
もう、そういうのをやめたい。私は。
性差や体のつくりで
性格や特徴を分析したものがいろいろ出回っていますが、
私は
それをもう鵜呑みにすることは、ない。
生物学的な違いはあれど、
結局は「人による」だけであって、男女は関係ない。
身体の特徴として持っている男女差は
あくまでも「違う」だけで、
その「違う」が
優劣や人権の強弱につながるのはおかしい。
今って
明らかに男性が「優」側で
女性が「劣」側にされがちじゃないですか。
(ケースによっては逆のこともあるし)
でも、
大多数の人が
「考えることを面倒くさがる」から
男性優位社会のまんまでいいや、
って感じなんじゃないかと思う。
特に男性は、
普段から「優位側」だから
その構造に気付いていない、
女性が大変な思いをして生きている事実に気付けない、
というのは
かなりあるんじゃないかと思う。
でも、男性は男性で
優位という括りの中で
妙な競り合いがあるのかな、
そういう印象がある。
内輪でナゾのプレッシャーをかけられたり
「べき論」や各種ハラスメントを押し付けられたり、
というのがあるのかもしれない。
そのどれもが「要らない」と、
私は思うんですよね。
私には
子供はいませんが、
例えば自分の子供がいたとしたら
私が先に書いたような社会で生きるのかと思うと
不憫で仕方がない、そう思う。
特に女の子。女性。
私自身の経験上、
どうしても共感するにあたり
女性のことを多く思ってしまうので
そこは、ご勘弁ください。
性被害に遭っても笑顔で上手くかわせ、
女に学はいらない、
常に男をもてなすリアクションを取れ、
…という
古のしぐさで
友人の娘さんとか
自分が応援している人の娘さんが大人になった時
そういう社会にぶち込まれるというのは、
いたたまれない。
周りが
今の生活が変わるのを嫌がって
私の言葉を封じようとしたとしても、
私は黙るつもりはありません。
こちらのツイートにもあるように、
男性に守ってほしい、とは思わないんですよね…少なくとも私は。
女性を守りたい、
自分があたかもヒーローでいたい、というような価値観の方は
- 目前のことが穏便に済めば女性の人生はどうでもいい
- 「守ってあげる」と言いさえすれば女性が喜ぶという思い込み
- 男性間で「差別社会を変えたい」なんて言うとからかわれるから、
それなら手っ取り早く体裁を保てる魔法の言葉、
「守る」さえ言っておけば
男としてはじかれていない安心感が得られる
という風な気持ちが根っこにあるのかもしれないな、
と思っている。
個人的に私がいいな、尊敬したいな、と思うのは
「相手が窮地に陥っている時に適切な行動ができる人」
それのみ、です。
私の心はパズーを欲しています。
もちろん相手の性別は関係ありません。
黒い玉の漫画の主人公が言う
「恋人をとにかく守るという謎理論」が
容認されているのだから、
私がパズーを欲することなど何てことはない。
パズーはいいぞ、
働き者だし
自分で朝食作るし
自活できてるし
身体能力高いし
大事な存在(シータや仲間)に
「話を聞くことは守ること」とかアホみたいなことは言わず
本当の意味でちゃんと行動で示して守ろうとするし
(しかもちゃんと話も聞けるんだよな…)
ちゃんとバ〇スも言える。
パズーできる子。
己の虚栄心を満たそうと
女性や子供を利用したりもしない。
自分の機嫌を
誰か(特に身近な女性)にとってもらおうともしない。
…世間のすべての方には
「自分の機嫌は自分で認識して何とかしてほしい」
わけですが、
実際は
他者に強い態度で示して
言う通りにさせたり、
返答で癒してもらおうとしたり、と
「他者」で何とかしようとする人は多い。
性別問わず、そういう人はいる。
それに慣れちゃってるんですよね。きっと。
現状は、
男性優位社会で
女性はそのサポート役、みたいな価値観が
それなりにしっくりくるのかもしれませんが、
個人的には、
「それをさも当たり前として若い世代にバトンを渡したくない」です。
いいことだけ(何を「いい」とするのかは難しいところだけど)
若い世代に受け継がれればいいわけで、
悪習あふれる「昭和しぐさ」に関しては
撲滅の方向で話をすすめてもいいと個人的には思う。
そうは言っても、
私が渡したくないバトンを
無意識に
自分の子供に渡している親がほとんどだろうし、
社会が私ひとりでは変わらないことも知っている。
たぶん、私の生きているうちには
自分が願う社会にはならないと思います。
多数派という存在の強さに、
何度も打ちのめされてきた。
でも、
私は黙るのをやめました。
変わらない社会に地団駄を踏みながら、
悔しがりながらしんでいくのだとは思うのですが、でも
ただ、ひたすらに
自分は自分だと言い続けようと思っています。